

ブログのキーワード選定とは、単に「検索数のある言葉を探すこと」ではありません。
読者がどんな言葉で検索し、何を解決したいのかを調べたうえで、どの検索意図をどのページで受け止めるかを決める作業です。
キーワード選定のゴールは、キーワード一覧を作ることではなく「この検索意図は、このページで解決する」とサイト内の役割を決めることです。
この記事では、ブログ初心者でも再現できるように、サジェスト、関連キーワード、PAA、LSI、同時ランクインキーワード、競合流入、最新検索ボリューム、SERP、既存ページとの重複確認まで、実際の順番で解説します。
ブログのキーワード選定とは?
SEOでいうキーワードは、検索ユーザーがGoogleなどへ入力する語句です。
たとえば「ブログ 始め方」「ブログ キーワード選定」「アドセンス 審査 通らない」は、それぞれ別のキーワードです。
しかし、キーワードが違うからといって必ず別記事にするわけではありません。
「ブログ キーワード選定」と「ブログ キーワード 選び方」のように、検索結果や検索意図がほぼ同じなら、1記事でまとめて狙う方が自然なケースがあります。
キーワード選定は「検索数が多い順」に選ばない
検索ボリュームが大きいキーワードは魅力的ですが、それだけで優先順位を決めると失敗しやすくなります。
| 見る項目 | 確認すること |
|---|---|
| 検索意図 | 検索者が本当に欲しい答えは何か |
| 検索ボリューム | どの程度検索されているか |
| 競合 | どんなページが上位にいるか |
| 自サイトとの相性 | 専門性・実体験・既存記事とつながるか |
| 収益性 | 広告・商品・サービスにつながる検索か |
| トレンド | 需要が伸びているか、落ちているか |
| 既存記事 | すでに同じ検索意図のページがないか |
検索数が小さくても、悩みが明確で、既存サイトの専門性と合い、解決後の行動につながるキーワードなら価値があります。
実践フロー|キーワード選定はこの順番で進める
- 01サジェストで検索需要の枝を広げる
- 02関連キーワードで漏れを補う
- 03PAA・LSIで疑問と次の検索行動を深掘りする
- 04同時ランクインKWで1記事にまとめられる範囲を見る
- 05競合流入KW・流入ページで実際に取れている需要を確認する
- 06最新検索ボリューム・トレンドを取り直す
- 07SERPで検索意図を確認する
- 08既存ページと重複していないか確認する
- 09新規・強化・統合・見送りを決める
ステップ1|サジェストキーワードで検索需要を広げる
最初は、テーマの中心になる語句からサジェストを集めます。
たとえば「ブログ 始め方」なら、
- ブログ 始め方 無料
- ブログ 始め方 WordPress
- ブログ 始め方 スマホ
- ブログ 始め方 初心者
- ブログ 始め方 収益化
のように、検索者がどんな掛け合わせで調べているかが見えてきます。
ステップ2|関連キーワードでサジェストの漏れを補う
サジェストだけでは拾いきれない語句もあります。
関連キーワードのデータベースを使うと、元キーワードを含む語句や周辺キーワードをさらに広く確認できます。
ここでは最初から記事タイトルを決めません。まずは検索需要の全体像を集めます。
ステップ3|PAA・LSIで「次に知りたい疑問」を探す
PAAはGoogle検索結果に表示される「他の人はこちらも質問」に代表される関連質問です。
検索者がどんな追加疑問を持ちやすいかを見ると、記事内で回答すべき内容やFAQ候補を見つけられます。
ラッコキーワードなどで「LSI」と表示されるデータは、関連する次の検索行動や周辺語を掘る材料として使えます。
ここで大切なのは、「LSIという言葉を記事に入れれば順位が上がる」という意味ではないことです。関連する需要や話題を理解するための調査データとして使います。
ステップ4|同時ランクインキーワードで「1記事にまとめる範囲」を見る
検索上位の同じページが、別のどんなキーワードでも上位表示しているかを見ると、検索意図の近さを判断しやすくなります。
たとえば上位ページが、
- ブログ キーワード選定
- キーワード選定 方法
- SEO キーワード選定
- キーワード 選び方
で共通して上位に出ているなら、別々に4記事を作るより、1つの正本記事でまとめられる可能性があります。
ステップ5|競合の流入キーワードと流入ページを見る
サジェストに出ているだけでは、そのキーワードで実際にSEO流入が発生しているかまでは分かりません。
競合サイトの獲得キーワードや流入ページを見ると、どんなテーマが実際に検索流入を生んでいるか確認できます。
ただし、競合が書いているから自分も書く、という考え方ではありません。
競合ページを見て、
- 自サイトにも必要な検索意図か
- もっと分かりやすく説明できるか
- 実体験・独自データ・ツールなどを追加できるか
- 既存記事と自然につながるか
を判断します。
ステップ6|検索ボリュームは「最新値」と「推移」を見る
サジェスト一覧に付いている検索ボリュームが、必ずしも最新とは限りません。
優先順位を決める段階では、候補キーワードだけを抜き出して最新検索ボリュームを取り直し、月別推移まで確認します。
| 見る数字 | 意味 |
|---|---|
| 月間検索数 | 一定期間の平均的な検索需要 |
| 直近月 | 現在の需要に近い数字 |
| 3か月推移 | 直近で伸びているか |
| 12か月推移 | 中期的に増減しているか |
| CPC | 広告主側の入札価値の参考 |
年平均では大きく見えても、直近数か月で急減しているキーワードがあります。逆に、年平均は小さくても伸び始めているテーマもあります。
ステップ7|SERPで検索意図を最終確認する
キーワードデータを見た後は、実際の検索結果も確認します。
ここで見るのは、タイトルを真似することではありません。
- 解説記事が多いか
- 比較記事が多いか
- 公式ページが多いか
- 商品ページ・サービスページが多いか
- 動画や掲示板が多いか
- 同じページが複数キーワードで上位にいるか
検索結果の顔ぶれが大きく違うキーワードは、検索意図も違う可能性があります。
ステップ8|既存ページとの重複を必ず確認する
新規記事を作る前に、自分のサイト内を検索します。
似た記事がある場合は、まずその記事で検索意図を満たせないか確認します。
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| 検索意図がほぼ同じ | 既存記事を強化 |
| 一部だけ重なる | 見出し追加または役割を明確化 |
| 検索意図が明確に違う | 新規記事候補 |
| 似た記事が複数ある | 統合・整理を検討 |
| 需要が小さく既存記事で十分 | 独立記事を作らない |
新規記事・既存強化・統合・見送りを決める
最終的には、集めたキーワードを記事タイトルへ変換するのではなく、次の4種類へ仕分けます。
- ✓新規記事:既存ページでは満たせない独立した検索意図
- ✓既存強化:今ある記事へ追記した方が自然
- ✓統合:似た記事を1つの正本へまとめる
- ✓見送り:サイトのテーマや読者と合わない
キーワードを本文へ不自然に詰め込まない
選定したキーワードを、順位を上げる目的で本文へ何度も不自然に繰り返す必要はありません。
Googleはスパムポリシーで、検索順位を操作する目的で同じ単語や語句を不自然に繰り返す「キーワードの乱用」を問題行為として挙げています。
Google公式:Googleウェブ検索のスパムに関するポリシー
大切なのは、メインテーマを明確にしたうえで、検索者が必要とする情報を自然に説明することです。
キーワード選定の優先順位はサイトによって変わる
同じキーワードでも、作ったばかりのブログと、専門記事が100本あるサイトでは優先順位が変わります。
たとえば、サイトにHUB記事がまだない段階なら、細かいロングテールだけを大量に作るより、全体を整理する中心記事が先になることがあります。
一方で、すでにHUBと主要記事が揃っているなら、取りこぼしている具体的な悩みを埋めていく方が効率的です。
キーワード選定は「世の中で検索されているか」だけでなく、今の自サイトに何が足りないかまで含めて判断します。
初心者がやりがちなキーワード選定の失敗
- 検索ボリュームが大きい順に記事を書く
- サジェストを全部別記事にする
- 競合の記事タイトルをそのまま参考にする
- SERPを見ずに検索意図を決める
- 既存記事との重複を確認しない
- CPCが高いだけで収益性が高いと判断する
- 検索ボリューム0のキーワードをすべて捨てる
- 記事を公開した後にSearch Consoleを見ない
公開後はSearch Consoleで「想定と実際」を比べる
キーワード選定は、記事公開前だけの作業ではありません。
記事を公開したらSearch Consoleで、実際にどんなクエリで表示されたか確認します。
想定していなかったクエリで表示されているなら、その検索意図に答える内容が不足していないか確認できます。
逆に、狙ったキーワードでまったく表示されないなら、検索意図・内容・競合・内部リンクなどを見直します。
Search Consoleの詳しい見方は、「Google Search Consoleとは?登録・設定・使い方をブログ初心者向けに完全解説」で整理しています。
キーワード選定についてよくある質問
検索ボリューム0のキーワードは記事にしない方がいいですか?
必ずしもそうではありません。ツールに十分なデータがないだけの場合や、新しく出てきた検索需要もあります。サジェスト、PAA、競合、Search Console、自サイトとの関連性を合わせて判断します。
1記事で何個のキーワードを狙えばいいですか?
個数では決めません。同じ検索意図のキーワードなら1記事でまとめ、検索意図が違えば分けます。
ロングテールキーワードから狙うべきですか?
初心者サイトでは具体的な悩みを扱うロングテールが取り組みやすいケースがあります。ただし、細かい記事だけではサイト全体が分かりにくくなるため、HUB記事との関係も設計します。
SEO難易度が低いキーワードなら簡単に上位表示できますか?
難易度スコアは参考値です。実際のSERP、競合ページの内容、自サイトの専門性、検索意図との一致なども確認します。
キーワードはタイトルに必ず入れますか?
検索者がページ内容を理解しやすいよう、重要なテーマを自然に表すタイトルにします。完全一致の語句を不自然に詰め込む必要はありません。
まとめ|キーワード選定は「検索需要をページへ割り当てる作業」
ブログのキーワード選定は、検索数のある言葉を拾って記事化する作業ではありません。
基本の流れは、
- サジェストで需要を広げる
- 関連語で漏れを補う
- PAA・LSIで疑問を深掘りする
- 同時ランクインKWでまとめられる範囲を見る
- 競合流入で実際の需要を確認する
- 最新検索ボリュームとトレンドを見る
- SERPで検索意図を確認する
- 既存ページとの重複を確認する
- 新規・強化・統合・見送りを決める
です。
キーワードを増やすより、検索意図を重複なくサイト内へ配置する方が、長期的に強いブログを作りやすくなります。
サイト全体の作り方から確認したい場合は、ブログの始め方完全ガイドへ進んでください。
内部リンクまで含めて記事同士をつなぐ場合は、公開準備中の内部リンクとは?SEO効果・貼り方・設計方法も合わせて確認してください。
キーワード選定で一番難しいのは「記事を分けるか、まとめるか」
キーワード調査をすると、似た語句が大量に見つかります。
- ブログ キーワード選定
- ブログ キーワード 選び方
- SEO キーワード 決め方
- ブログ キーワード 探し方
この4つを別記事にするのか、1記事にまとめるのかは、語句だけでは決められません。


ここで実際に確認する:アドセンスクエスト独自ツール
似たキーワードを別記事にするか、1記事へ統合するか迷ったときは、検索結果の共通URLを比較します。
アドセンスクエストのSERP重複率・記事統合判定ツールでは、2つの検索結果を比較し、上位URLの重なりから「統合寄り」「分離寄り」を判断する材料にできます。
ツールの結果だけで自動決定するのではなく、検索意図・タイトル・既存記事の役割と合わせて最終判断してください。
SERP重複率・記事統合判定ツール
2つのキーワードの検索結果URLを比較し、SERP重複率・順位加重スコアから『同じ記事に統合するか/分けるか』を判定するツール。
このツールを使う →キーワード選定を「検索ボリューム順」にしない理由
検索ボリュームが大きいキーワードは魅力的ですが、それだけで優先順位を決めると失敗しやすくなります。
| キーワードA | キーワードB |
|---|---|
| 月間検索数1,000 | 月間検索数100 |
| 競合は大手中心 | 個人ブログも上位 |
| 検索意図が広い | 悩みが具体的 |
| 自サイトとの関連が弱い | 既存HUBと直結 |
この場合、Bを先に作る方がサイト全体へつながりやすいことがあります。
キーワードを選ぶときに見る「5つの優先度」
- 検索意図が明確か|誰が何を知りたいか説明できる
- 現在も需要があるか|平均値だけでなく直近推移を見る
- SERPに勝ち筋があるか|上位ページの種類と不足を見る
- 既存記事と重複しないか|同じ検索意図の正本を確認する
- サイト全体につながるか|HUB・内部リンク・収益導線まで考える
ポイント:この5項目を全部満たすキーワードだけを書く、という意味ではありません。重要HUBなら難易度が高くても必要ですし、検索数が小さくても収益や読者課題に直結するなら価値があります。
Google公式から見ても「キーワード詰め込み」は目的ではない
Googleは、検索ユーザーの役に立つコンテンツを作ることを基本にしています。検索語を不自然に繰り返すキーワードスタッフィングはスパムポリシーで禁止されています。
キーワード選定の目的は、本文へ語句を何回入れるか決めることではありません。
どの検索需要をどのページで解決するかを決めることです。
実践例|100個の候補キーワードを20記事前後へまとめる考え方
ラッコキーワードなどで100個の候補が出ても、100記事にする必要はありません。
ボクなら、まず次のように分類します。
- 同じ検索意図をまとめる
- HUBで全体を説明する語句を決める
- 詳細記事として独立する疑問を分ける
- 比較・購入に近い語句を収益記事へ分ける
- FAQで十分な語句を記事化しない
- 既存記事で取れる語句は新規にしない
この整理をすると、100キーワードが20〜30ページ程度へまとまることがあります。
逆に1つのキーワードでも検索意図が複数に分かれていれば、HUBと詳細記事へ分けることがあります。
キーワード選定で「プロっぽさ」が出るのは数字より判断理由
SEOツールの数字を並べるだけなら、誰でもできます。
重要なのは、なぜそのキーワードを選び、なぜ別のキーワードを見送り、どのページへ統合したのかを説明できることです。
| 候補 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 検索数大・SERP強い | HUBとして作る | 長期的に必要な中心テーマ |
| 検索数小・意図具体的 | 詳細記事 | 読者課題が明確でHUBと直結 |
| 語句違い・SERPほぼ同じ | 統合 | 1ページで複数需要を取れる |
| 既存記事と重複 | 既存強化 | カニバリ防止 |
| 需要縮小・関連弱い | 見送り | 優先度が低い |


キーワード選定後は必ずサイト設計へ戻す
選んだキーワードは、記事タイトル一覧として終わらせません。
次の関係まで決めます。
- どのHUBに属するか
- どの記事から内部リンクするか
- 読後にどの記事へ進むか
- AdSense主体かアフィリエイト主体か
- 公開後にどの指標を見るか
SEO・検索流入の記事一覧では、キーワード選定後のサイト設計・記事作成・分析に進むための公開済み攻略記事をまとめています。
キーワード選定を毎回ゼロからやらない仕組み
サイトが大きくなると、毎回サジェストを調べ直すだけでは管理できません。
キーワードDBを持ち、最低限次を記録します。
- メインキーワード
- 検索ボリューム
- 3か月・6か月・12か月トレンド
- 検索意図
- 記事URL
- 記事の役割
- HUB
- 公開状況
- Search Console実クエリ
- カニバリ候補
このDBがあると、検索需要の抜け・重複・伸び始めたテーマを継続的に見つけられます。
さらに実践テンプレートを使いたい方は、ライムスの無料プレゼントも確認してください。
ケーススタディ|候補キーワードをどう優先するか
ここでは、実際のブログ運営を想定してキーワード選定の考え方を整理します。
ケース1|検索数は大きいが競合が企業サイトばかり
たとえば月間検索数5,000のキーワードが見つかっても、上位10件が大手企業・公式サイト・専門メディアで埋まっている場合、短期で取りにいく優先度は下がります。
ただし、そのキーワードがサイトの中心テーマなら完全に捨てる必要はありません。HUBとして正本を作り、周辺の具体的な検索意図から先に積み上げます。
ケース2|検索数100でも悩みが具体的
「ブログ 内部リンク 貼り方」のように具体的な悩みが明確なら、月間検索数が小さくても記事化価値があります。
検索者が何を知りたいか分かりやすく、HUBから詳細記事へ自然に分けられるためです。
ケース3|検索数は大きいが直近で急減
平均検索ボリューム1,000でも、直近3か月が300→200→100と落ちているなら優先度を見直します。
一時的なニュース需要、サービス終了、仕様変更などで市場自体が縮小している可能性があります。
ケース4|検索数は小さいが収益に近い
「サービス名 評判」「商品名 解約」「ASP おすすめ」など、比較・申込に近い検索は小ボリュームでも収益価値が高いことがあります。
AdSense主体の記事と、アフィリエイト・サービス導線の記事を同じ基準で判断しないことが重要です。
ケース5|Search Consoleで想定外クエリが伸びている
公開後に想定していなかったクエリで表示が増えた場合、それは自サイトがGoogleから関連性を認識され始めているサインです。
既存記事で十分に答えられるなら見出しを追加し、検索意図が独立しているなら新規記事候補にします。
キーワード選定で「取らない」を決めることも重要
取れるものは全部取りにいく方針でも、すべてを記事化するわけではありません。
検索需要を取り切るためには、むしろ「この語句は記事にしない」と判断する必要があります。
- 既存記事と検索意図が同じ
- 検索需要が極端に小さくサイトとの関連も弱い
- 一時的なノイズキーワード
- 誤字・表記ゆれだけで独立意図がない
- 公式ページへ行くことが目的のナビゲーショナル検索
こうした語句まで全部記事化すると、サイトが大きくなっても検索意図の整理が崩れます。
検索需要を「面」で取るサイトは何が違う?
強いサイトは、単発で検索数の大きいキーワードを当てるだけではありません。
1つのテーマについて、初心者の入口から具体的な悩み、比較、トラブル、改善まで一連の検索意図をカバーします。
たとえば「ブログSEO」なら、
- SEOとは
- キーワード選定
- 検索ボリューム
- 検索意図
- ロングテール
- 記事タイトル
- 見出し
- 内部リンク
- Search Console
- リライト
- カニバリ
までつなげることで、「SEOについて調べるならこのサイトに答えがある」という状態へ近づきます。
公開後のデータをキーワード選定へ戻す
キーワード選定は記事公開前だけの作業ではありません。
公開後にSearch Consoleを見ると、事前調査では見つからなかった需要が出てきます。
この実データを次の企画へ戻すことで、キーワード選定の精度が上がります。
- 事前にキーワード調査する
- 検索意図で記事を作る
- Search Consoleで実クエリを見る
- 不足する検索意図を抽出する
- 既存強化・新規・統合を判断する
- 次のキーワードDBへ戻す
このループを続けると、ツール上の推定値だけでなく、自サイト自身のデータを使って企画できるようになります。
キーワード選定の最終チェック
- そのキーワードの検索意図を1文で説明できる
- 同じ意図の既存記事がない
- SERPのページタイプを確認した
- 検索ボリュームと直近推移を確認した
- 独自情報を最低1つ入れられる
- どのHUBに属するか決まっている
- 公開後に見るSearch Console指標が決まっている
この7項目を通せば、キーワード選定が「検索数の大きい順に記事を書く作業」から、サイト全体の設計へ変わります。
キーワード選定はSEOの入口ですが、最終的にはサイト設計・記事制作・公開後改善までつながって初めて価値があります。
実例|「ブログ 稼ぎ方」から検索意図を分解する
「ブログ 稼ぎ方」という大きなキーワードをそのまま1記事で全部取ろうとすると、内容が広がりすぎます。
周辺需要を見ると、たとえば次のように分かれます。
- ブログ 稼ぎ方 初心者
- ブログ 稼ぎ方 アドセンス
- ブログ 稼ぎ方 アフィリエイト
- ブログ 稼ぎ方 何記事
- ブログ 稼ぎ方 スマホ
- ブログ 稼ぎ方 収益化
- ブログ 稼ぎ方 現実
このとき、すべてを別記事にはしません。
「初心者」「収益化」はHUB側で扱い、「AdSense」「アフィリエイト」は収益モデルが明確に違うため詳細記事へ分ける、「何記事」は記事数という独立疑問が強ければ別記事候補にする、というように役割を決めます。
実例|「WordPress SEO」をどう分解するか
WordPress SEOでは、設定系と記事運営系が混ざります。
| 検索意図 | ページ候補 |
|---|---|
| WordPress SEOとは・やり方 | WordPress SEO HUB |
| SEOプラグイン | プラグイン比較・選び方 |
| SEOタイトル | タイトル設定の詳細 |
| サイトマップ | XMLサイトマップ設定 |
| インデックスされない | トラブル解決記事 |
| 表示速度 | パフォーマンス改善 |
同じ「WordPress SEO」というクラスターでも、設定・トラブル・記事制作では検索者の目的が違います。
こうした分類を最初に作ると、記事が増えても「どの記事で何を取るか」が崩れにくくなります。
実例|同じ検索ボリュームでも優先順位が変わる
仮に次の2キーワードがどちらも月間検索数300だったとします。
| 条件 | キーワードA | キーワードB |
|---|---|---|
| 検索意図 | 広い | 具体的 |
| 競合 | 大手企業中心 | 個人・中小メディアも上位 |
| 既存HUBとの関係 | 弱い | 強い |
| 独自情報 | 出しにくい | 自社データを出せる |
| 収益導線 | 不明 | 明確 |
この場合、検索数が同じでもBを先に作る方が合理的です。
SEOでは、単一スコアで優先順位を決めるより、複数条件を組み合わせる方が実務に合います。
キーワード選定で見る「検索意図の深さ」
検索意図には、情報収集の初期段階から行動直前まで深さがあります。
- 知る:意味・仕組みを知りたい
- 理解する:方法・原因を知りたい
- 比較する:選択肢を比べたい
- 決める:おすすめ・評判・料金を確認したい
- 行動する:申込・設定・購入したい
AdSense主体のサイトでは「知る」「理解する」記事でも収益化できますが、アフィリエイトでは「比較する」「決める」検索の価値が高くなることがあります。
キーワード選定の段階で、この検索意図の深さもタグ付けしておくと、収益導線を設計しやすくなります。
検索ボリュームが小さくても取るべきキーワード
次のようなキーワードは、検索数が小さくても取る価値があります。
- サイトの主要HUBに必要な詳細疑問
- Search Consoleで実際に表示されている語句
- 読者から何度も質問される内容
- 収益記事の直前に必要な比較・不安解消
- 競合が十分に答えていない具体的トラブル
一方で、検索数が小さくサイトとの関連も弱いキーワードは、無理に記事化しません。
トレンドキーワードとストックキーワードを分ける
検索需要には、短期間で急増するトレンド型と、長期間安定して検索されるストック型があります。
トレンド型は早さが重要ですが、更新コストも高くなります。
ストック型は爆発的な流入は少なくても、長期的な資産になりやすいです。
サイト全体では、どちらか一方に偏らず、運営目的に合わせて比率を決めます。
季節性キーワードは「平均検索数」に注意する
季節性が強いキーワードは、年間平均だけを見ると実際のピークを見誤ります。
たとえば確定申告、年賀状、花粉、夏休みなどは、特定時期に検索が集中します。
記事公開のタイミングも含めて、月別検索推移を見る必要があります。
検索需要が増えているキーワードを早めに取る
平均検索ボリュームが小さくても、3か月・6か月で右肩上がりなら優先候補です。
新しいサービス、新しい制度、新しいAI機能などは、過去平均だけでは小さく見えることがあります。
直近値と前年比を確認し、需要が立ち上がっているテーマを早く取ることも重要です。
競合サイトの流入キーワードから市場の「実績」を見る
サジェストは需要候補を広げるのに強い一方、競合サイトの流入キーワードを見ると、実際にどのテーマからアクセスが発生しているか確認できます。
競合分析では、
- 流入が大きいページ
- 複数サイト共通で流入しているキーワード
- 自サイトにないHUB
- 競合は取っているが内容が弱いページ
を見ます。
ただし、競合が書いているから書くのではありません。
自サイトの読者・テーマ・収益モデルに合うかを確認してから採用します。
キーワード選定とE-E-A-Tをつなげる
特にYMYL領域では、検索需要があるからといって簡単に参入するべきではありません。
自分がそのテーマについて、
- 実体験を出せるか
- 専門知識を説明できるか
- 一次情報を確認できるか
- 誤情報を継続的に更新できるか
まで考えます。
検索ボリュームは市場規模を示しますが、信頼性を作れるかどうかは別問題です。
記事公開後に「狙ったキーワード」に固執しない
記事公開後、実際に流入するキーワードが想定と違うことがあります。
その場合、当初のメインキーワードだけに固執せず、Search Consoleの実データを見ます。
Googleがどの検索意図とページを結びつけているかを確認し、必要ならタイトル・見出し・内部リンクを調整します。
SEOは、事前予測だけで完成しません。
事前データで仮説を作り、公開後データで修正する。この往復がキーワード選定の完成形です。
キーワードの抽出・整理・サイト設計・記事制作まで進めたい場合は、ブログ収益化ツールセンターも利用できます。

