- 「ナレッジパネル」とは?
- 「ナレッジパネル」が個人でできるSEO対策の最高峰といわれる理由
- 「ナレッジパネル」の認証を受ける方法
- 「ナレッジパネル」は有名人じゃなくても表示される?
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この記事では、【個人向け】SEOの最高峰「ナレッジパネル」とは?認証を受ける方法について解説します。
ブロガーの方々にとって、「ナレッジパネル」という言葉はあまり馴染みがないかもしれません。
ナレッジパネルは、個人だけでなく企業に関する情報も多く含まれますが、この記事では”個人“のナレッジパネルに焦点を当てていきます。
個人のナレッジパネルは、今後長期的にブログ運営で収益を得たいと考えている全てのブロガーにとって、必ず目指すべきゴール設定です。
その理由は、個人にとってナレッジパネルがSEO対策の”最高峰“とされているからです。
目次
「ナレッジパネル」とは?どんな種類があるの?
「ナレッジパネル」は、一言でいうと、Google検索結果に表示される情報ボックスのことです。
Googleの公式ナレッジパネルヘルプでは、次のように紹介されています。
ナレッジパネルは、ナレッジグラフに存在する対象(人、場所、組織、物事など)を検索したときに Google に表示される情報ボックスです。あるトピックに関する概要を簡単に確認できるようにするためのものであり、ウェブ上で利用可能なコンテンツについて Google が把握している内容に基づいています。(引用:ナレッジパネルヘルプ)
このように、ナレッジパネルは、人や場所、組織、物事などさまざまな種類があるのです。
「人」のナレッジパネルの具体例
「人」のナレッジパネルとは、Googleで織田信長や大谷翔平のように、「人物名」を検索したときにでてくるナレッジパネルのことです。
例:「織田信長」のナレッジパネル
「織田信長」とGoogleで検索をすると、生まれや死去、子女、配偶者、両親、孫などの情報が表示されています。
このように、今はもう生存していない歴史上の人物でもナレッジパネルは出現します。
例:「大谷翔平」のナレッジパネル
「大谷翔平」とGoogleで検索をすると、概要やウィキペディアのリンク、生まれ、所属チーム、両親、身長などが表示されています。
また、大谷翔平はインスタグラムをやっていますので、プロフィール欄に本人のインスタグラムのアカウントが表示されています。
「場所」のナレッジパネルの具体例
「場所」のナレッジパネルとは、Googleで富士山や国会議事堂のように、「場所」を検索したときにでてくるナレッジパネルです。
例:「富士山」のナレッジパネル
「富士山」とGoogleで検索をすると、概要やウィキペディアのリンク、標高、位置、初登頂などの情報が表示されています。
例:「国会議事堂」のナレッジパネル
「国会議事堂」とGoogleで検索をすると、概要やウィキペディアのリンク、建築家、開業日、電話番号、設計者などの情報が表示されます。
「組織」のナレッジパネルの具体例
「組織」のナレッジパネルとは、Googleでサイバーエージェントやスターバックスのように、「組織」を検索したときにでてくるナレッジパネルです。
例:「サイバーエージェント」のナレッジパネル
「サイバーエージェント」とGoogleで検索をすると、概要やウィキペディアのリンク、株価、CEO、子会社、創設者などの情報が表示されます。
他にも、プロフィール欄には、「サイバーエージェント」の公式YouTubeやX(旧Twitter)、Facebookが表示されていますね。
例:「スターバックス」のナレッジパネル
「スターバックス」とGoogleで検索をすると、概要やウィキペディアのリンク、株価、創設者、本部所在地などの情報が表示されます。
他にも、プロフィールで「スターバックス」の各種SNSが表示されています。
先ほどの「サイバーエージェント」と比べて見ると、SNSの並び順はバラバラなのがわかりますね。
「物事」のナレッジパネルの具体例
「物事」のナレッジパネルとは、Googleでメジャーリーグのワールドシリーズや歴史の長篠の戦いのように、「物事」を検索したときにでてくるナレッジパネルです。
例:「ワールドシリーズ」のナレッジパネル
「ワールドシリーズ」とGoogleで検索をすると、概要やウィキペディアのリンク、前回の優勝チーム、主催、最多優勝、開始年などの情報が表示されます。
例:「長篠の戦い」のナレッジパネル
「長篠の戦い」とGoogleで検索をすると、概要やウィキペディアのリンク、場所、日付などが表示されます。
「ナレッジパネル」が個人ができるSEOの頂点と言われる理由
「ナレッジパネル」は、個人が行えるSEO対策の中で頂点ともいわれています。
その理由は、Googleがナレッジパネルに個人名を表示するということは、その人物が信頼性の高い情報提供者としてGoogleに認められた証拠だからです。
ここで一度考えてみましょう。最高のブログとは何でしょうか?
答えはシンプルです。
“その分野の専門家“が、SEO対策やコピーライティングをしっかり学び、さらにデザインやユーザビリティにも気を配っているブログです。
同じSEO対策をするのであれば、一般人よりも専門家が書いた内容の方が信頼性があるに決まってますよね。
では、Googleはどのようにしてその人が専門家であると判断しているのでしょうか?
もちろん、さまざまなネット上の情報を参考にしますが、特に重要視されるのが「ナレッジパネル」です。
ナレッジパネルに表示されるためには、いくつかの厳しい条件をクリアする必要がありますし、身分証明書の提出も求められます。
そのため、ナレッジパネルが表示されている人は、そのジャンルにおいてGoogleから高く評価されることになるのです。
もちろん、E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)の観点からも、自分が専門家であることを示すことで、ブログの信頼性が大幅に向上します。
例えば、20年以上のキャリアを持つ癌の専門医がナレッジパネルに掲載されていれば、その詳細な情報や経歴がGoogleにダイレクトに伝わり、その結果、専門医が書いた記事はGoogleにより評価されやすくなるのです。
個人の「ナレッジパネル」は大学教授や医師だからといって認証されない
個人名で「ナレッジパネル」を表示させることは、SEOの最高峰とされるだけに、実際には非常に高いハードルがあります。
その理由は、大学教授や医師、弁護士といった肩書きだけでは、ナレッジパネルの認証を受けることができないためです。
大学教授や研究医は、専門雑誌への掲載や論文の発表などが多く、国立国会図書館サーチのようなデータベースに人物名で登録されていることがほとんどです。
そのため、一見するとナレッジパネルが表示されていそうに思えますが、実際にはそれだけでは表示されない場合が多いのです。
もちろん、IPS細胞で有名な山中教授のようにノーベル賞を受賞した医師であれば、ナレッジパネルも表示されています。
そのため、専門家としての範囲だけで仕事をしていても、それだけでは中々ナレッジパネルは表示されないということを理解しておきましょう。
個人の「ナレッジパネル」で認証を受けるポイントとは?
では、「ナレッジパネル」の認証を受けるためにはどうすればいいのでしょうか?
Google公式のナレッジパネルヘルプには、次のように記載されています。
重要: ナレッジパネルの認証を受けられるのは、ミュージシャン、アーティスト、ジャーナリスト、政治家など、個人を特定できる情報を有する人物に限られます。(引用元:ナレッジパネルヘルプ)
つまり、「個人を特定できる情報を有する人物」であることが重要なポイントなのです。
そのためには、公的な機関や信頼できるメディアで認知されていることが必要です。
実際にナレッジパネルが表示されている人物名を検索すればわかりますが、大半がウィキペディアに掲載されているのがわかると思います。
ウィキペディアに掲載されるほどの人物であれば、ほぼ確実にナレッジパネルが表示されます。
ウィキペディアでは、新規記事として取り扱う対象を次のように定義しています。
ウィキペディアに記事を作成する場合、取り扱う対象には、百科事典の記事として言及するにふさわしい価値が必要です。ウィキペディアでは、この価値を特筆性 (notability) と表現します。これは「名声」「重要性」「人気」といった言葉と似ていますが、いずれも特筆性と全く同じ意味を持つものではありません。特筆性とは、立項される対象がその対象と無関係な信頼できる情報源において有意に言及されている状態であることを意味します。(引用:Wikipedia:独立記事作成の目安)
このように、ナレッジパネルを表示させるために、仮に自分で自分のウィキペディアページを作成したとしても、ウィキペディアで定義する「特筆性」がなければ一瞬で削除されてしまいます。
しかし、ウィキペディアに掲載されていなくても、ナレッジパネルが表示される人物も沢山存在します。
例えば、スピードスケートの山田将矢選手がその一例です。
山田将矢選手はウィキペディアには掲載されていませんが、ナレッジパネルが表示されており、概要には生年月日、プロフィールにはLinkedInの情報が掲載されています。
これは、Googleが山田将矢選手をさまざまなメディアで取り上げられており、個人を特定できる人物と認識し、ナレッジパネルを表示させるに値すると判断したためです。
もう一つ、面白い例として、熊田貴樹さんを紹介しましょう。
熊田貴樹さんは、女優の多部未華子さんの旦那さんです。
熊田貴樹さんもウィキペディアなどはありませんが、「多部未華子の夫」としてナレッジパネルに掲載されていますね。
個人の「ナレッジパネル」はどうやったら認証できる?
ナレッジパネルの認証を受けるためには、まずはGoogleからのオファーが必要です。
そして、GoogleのオファーはGoogleの判断ですので、こちらから申請するフォームはありません。
それが、ナレッジパネルが難しいと言われる一番の理由でもあります。
Google公式のナレッジパネルヘルプでは、ナレッジパネルの生成について次のように記載されています。
ナレッジパネルは自動的に生成されます。表示される情報はウェブ上のさまざまな情報を元にしています。映画や音楽などの特定のトピックに関しては、信頼できるデータを提供するデータ パートナーと協力しており、そのデータを他の公開ウェブソースの情報と組み合わせることもあります。引用元:ナレッジパネルヘルプ
このように、個人名でのナレッジパネルはGoogleによって自動で反映されるのです。
そして、反映されてはじめてナレッジパネルの認証を受けることができ、その認証を無事クリアできて、ようやく自分でナレッジパネルの内容を修正できるようになるのです。
では、どうすればGoogleからオファーが来ているか確認できるのでしょうか?
実はメールなどは一切きません。
まず、自分の名前をGoogleで検索してみてください。
ナレッジパネルはGoogleでのみ表示されるため、ヤフーではなく、必ずGoogleで検索する必要があります。
例えば、「織田信長」と検索すると、画面右側に3つの点が並んでいるのが確認できます。
これが表示されていれば、ナレッジパネルのオファーが来ているということです。
実際にそこをクリックすると、「ナレッジパネルの認証を受ける」というオプションが表示されます。
この状態になって初めて、個人のナレッジパネルの認証を受ける準備が整ったことになります。
個人の「ナレッジパネル」はの認証を受ける手順とは
Googleからオファーがきていれば、次はナレッジパネルの”認証手続き“を進めていきましょう。
基本的には、画面の指示に従って進めるだけで、特に難しいことはありません。
手順①「ナレッジパネルの認証を受ける」をクリック。
手順②「認証する」をクリック
手順③表示されるフォームに必要事項を記載
手順④ 身分証明書を持っている自撮り写真の提出
最後に、運転免許証などの身分証明書を持って自撮り写真を撮り、Googleに提出しなければいけません。
この際、免許証と実際の顔が一緒に写っていることが求められ、氏名と顔写真がはっきり確認できるようにします。
自撮りする際、実際の顔と免許証の氏名・顔写真がしっかりピンと合っていることが重要です。
これが完了すれば、あとは審査待ちとなります。
ボクの場合は、翌日には申請完了のメールが届きました。
ちなみに、認証を受けたあとに、再度「ナレッジパネルの認証を受ける」をクリックしても、「他のユーザーによって管理されています」と出ます。
これによって、ナレッジパネルを認証しているかしていないかがわかります。
また、認証を受けると、Googleが表示している箇所を自分で修正申請することができるようになります。
ボクの場合は、ナレッジパネルの認証を受けたあとは、「情報の修正を提案」という箇所から、”旗マークの箇所“を修正できるようになりました。
この旗のマークの部分は、その人がどのような情報発信をしているかによって異なります。
例えば、ボクの場合、WEBサイトを中心に活動していたため、ナレッジパネルにはWEBサイトが表示されていますが、SNSはほとんど利用していなかったため、SNSは表示されていません。
SEOで大事なのが「ナレッジパネル」の職業ジャンルとサイトジャンルを合わせること
ナレッジパネルを表示させた後に重要なのは、職業ジャンルを自分が運営しているサイトのジャンルにしっかりと一致させることです。
「ナレッジパネル」の職業ジャンルとは何かというと、例えば大谷翔平の場合、「野球選手」と表示されるようなものです。
「太宰治」のナレッジパネルであれば、「小説家」です。
IPS細胞の山中伸弥教授のナレッジパネルでは「医師」です。
岸田文雄のナレッジパネルでは「内閣総理大臣」と表示されます。
ちなみに、先ほどお伝えした熊田貴樹さんの場合は、「多部未華子の夫」という職業ジャンルになっています。
先ほどもお伝えしたように、ボクたちのようなブロガーやサイト運営者にとって最も重要なのは、サイトのジャンルとナレッジパネルの職業ジャンルを一致させることです。
例えば、自分のナレッジパネルが「医師」と表示されている場合でも、運営しているサイトが全く別ジャンルであれば、それは意味ないですよね。
個人の「ナレッジパネル」は有名人じゃなくても認証を受けれる!
結論として、ナレッジパネルは有名人でなくても認証を受けることが可能です。
その理由は、ボク自身が個人名でナレッジパネルの認証を受けているからです。
では、なぜ無名のボクがナレッジパネルを出現させることができたのでしょうか?
それは、ボクが”書籍を出版したから“です。
ちなみに、出版をしてナレッジパネルが出現する場合、多くの人が職業ジャンルはデフォルトで「作家」となります。
話が少しそれましたが、なぜボクが出版できたのか?
それは、ボクが運営するサイトが多くのアクセスを集め、さらに出版の基準を満たしていたからです。
もちろん、ジャンルによってはアクセスが多いだけでは出版にはつながりません。
商業出版に繋げるためには、出版社に認められるためのいくつかのハードルを越える必要があります。
ちなみに、電子書籍ではGoogleのナレッジパネルは表示されません。
なぜなら、電子書籍は誰でも簡単に出せるからです。
一方、紙媒体の書籍は、出版社の承認が必要なため、価値が高まり、Googleからナレッジパネルのオファーが来る確率が一気に高まります。
ただし、出版しただけではナレッジパネルが自動的に表示されるわけではありません。
実際に出版をしたけれども、ナレッジパネルオファーがきていない人は山のようにいます。
ナレッジパネルを表示させるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があるのです。
- どのようなブログを作れば商業出版につながるのか?
- 出版後にナレッジパネルを表示させるためには何が必要なのか?
- ブログで稼ぐためにはどうすればいいのか?
その答えは全て『アドセンスクエスト』にあります。