これから取り組む人向け。基礎から順番に理解し、実践へ進むための記事です。
- ブログのジャンルを決めるときに見るべき基準
- 「好き」「検索需要」「収益性」「競合」をどう両立するか
- 特化ブログ・雑記ブログの違いと選び方
- 稼げるジャンルだけを追う危険性
- AdSense向き・アフィリエイト向きのテーマの違い
- ジャンルが決まらないときの具体的な絞り込み手順


ブログのジャンル選びは、サイト運営の土台です。
最初に狭くしすぎると記事が増やせず、広げすぎると「何のサイトなのか」が分かりにくくなります。
さらに、検索数だけで決めると強い競合ばかりの市場に入り、報酬単価だけで決めると自分が詳しくないテーマを無理に扱うことになります。
ブログジャンルは「自分が提供できる情報 × 読者の検索需要 × 競合との差 × 収益方法」が重なる場所から選ぶのが基本です。
この記事では、ジャンル候補の比較表を作るところから検索需要・競合・収益モデルを検証し、記事構造を決めて小さく試すまでの具体的な判断手順を解説します。
ブログのジャンルとは?
ブログジャンルとは、サイトで中心的に扱うテーマ領域です。
たとえば、
- 転職
- 旅行
- 子育て
- スマートフォン
- ガジェット
- 料理
- スポーツ
- ブログ運営
などが大きなジャンルです。
さらに「旅行」から「離島旅行」「子連れ旅行」「一人旅」のように絞ると、対象読者と必要記事が具体的になります。
ブログジャンルを決める4つの基準
| 基準 | 確認すること |
|---|---|
| 情報を出せるか | 経験・知識・調査を継続できるか |
| 検索需要があるか | 読者の疑問が十分に存在するか |
| 差別化できるか | 競合と違う切り口や一次情報を出せるか |
| 収益化できるか | AdSense・アフィリエイト・商品など出口があるか |
4つすべてが最大である必要はありません。
たとえば広告案件が少ないジャンルでも、検索需要が大きくAdSenseと相性がよければ成立することがあります。
「自分が好き」だけでも「稼げる」だけでも決めない
好きなテーマは継続しやすい反面、検索需要がほとんどなければSEO流入を大きくするのは難しくなります。
一方で、金融・転職・通信など収益性が高いと言われるジャンルでも、自分に経験・専門性・独自情報がなく、強い企業サイトばかりなら難易度は上がります。
おすすめは、候補ジャンルごとに次のように整理することです。
| 候補 | 経験 | 需要 | 競合との差 | 収益 |
|---|---|---|---|---|
| テーマA | 高 | 中 | 高 | 中 |
| テーマB | 低 | 高 | 低 | 高 |
| テーマC | 中 | 中 | 中 | 中 |
数字だけで機械的に決めず、弱い部分をどう補えるかまで考えます。
ジャンル選定は「記事を100本作れるか」ではなく検索意図の広がりを見る
よく「100記事書けるジャンルを選ぶ」と言われますが、最初から記事数だけを目標にする必要はありません。
見るべきなのは、読者の疑問がどれだけ枝分かれするかです。
たとえば「スマホ」なら、
- 端末選び
- 初期設定
- 料金
- 通信
- アプリ
- 故障・トラブル
- データ移行
- セキュリティ
などへ広がります。
このように検索意図の塊が複数あるテーマは、HUBと詳細記事を作りやすくなります。
誰のどんな悩みを解決するサイトなのかを先に決める
ジャンル選びで最初に考えたいのは、テーマ名よりも読者の状況です。たとえば「料理」は広い言葉ですが、「平日の帰宅後、少ない調理器具で夕食を作りたい人」と定めると、検索される言葉も必要な説明も変わります。レシピだけでなく、時短の下準備、買い物の順序、保存のしかた、洗い物を減らす工夫が一続きの課題になるからです。
逆に「料理をする人全員」を最初から相手にすると、献立、食材、栄養、飲食店、家電まで話題が拡散し、1サイトで何を解決するのか曖昧になりがちです。読者像は年齢や職業だけで決めず、「いつ、何に困り、どんな答えが欲しいか」まで言葉にします。


読者像を具体化すると、記事の粒度が見える
たとえば「キャンプ道具」という候補ジャンルを扱うとします。初めてキャンプ場を予約した人には持ち物と設営の手順が必要です。一方、すでに道具を持つ人には、収納、故障対処、買い替え比較が役立ちます。この2つは同じキャンプでも、知りたい答えの順番が違います。最初は主要読者を決め、もう一方をサイトの拡張領域として残す方が、トップページから記事までの導線を揃えやすくなります。
ジャンル名を決定する前に、想定読者について「困っている場面」「今持っている知識」「解決した後の行動」を一文ずつ書いてみましょう。この3つが書けない場合は、まだ読者像ではなくテーマ名しか決まっていない可能性があります。
検索需要はキーワードの件数だけでは判断できない
サジェストキーワードを調べると、多くの関連語が表示されます。ただし100件の関連語が見つかっても、100本の記事が必要とは限りません。同じ答えを求める表記違い、地域違い、用途の違いが混ざるためです。検索需要を把握するときは、関連語を数える前に「異なる疑問がいくつあるか」を見ます。
| 検索語の例 | 想定する疑問 | 最初の扱い |
|---|---|---|
| 折りたたみ傘 選び方 | 重さ・サイズ・耐久性の比較基準 | 選び方の主記事 |
| 軽い 折りたたみ傘 おすすめ | 軽量性を重視する商品検討 | 検索結果を見て主記事との関係を判断 |
| 折りたたみ傘 乾かし方 | 使用後のお手入れ | 別の解決記事候補 |
| 折りたたみ傘 骨 修理 | 故障の対処可否 | 修理条件を確認する記事候補 |
この例は検索結果の実測ではなく、記事の役割を整理するための仮の題材です。実際に分割するかは、検索上位ページの共通性、検索意図、必要な説明量を見て決めます。「関連語の件数=記事数」と考えず、同じページで解決できる疑問をまとめることが大切です。
Googleも、検索エンジン向けに話題を大量展開するより、もともとの読者に役立つ内容とサイトの明確な目的を重視するよう案内しています。公式の確認先は Google 検索セントラル「有用で信頼性の高いコンテンツ」です。
検索結果で競合との差を調べる実務チェック
候補ジャンルが2〜3個に絞れたら、それぞれの中心的な検索語をいくつか選び、実際の検索結果を確認します。見るのは「上位サイトが大企業か個人か」だけではありません。どの形式の情報が並んでいるか、何が不足しているか、根拠があるか、初心者が行動まで進めるかを調べます。
- 01検索語を固定どの検索語で何を調べたか記録する
- 02ページ形式を見る解説・比較・公式・動画・Q&Aの割合を確認する
- 03回答不足を探す手順、条件、比較、更新日のどこに説明不足があるか確認する
- 04独自情報を考える実物比較、測定、専門家確認、具体例など追加できる価値を探す
- 05勝てる理由を文章化「誰の何を、既存ページより分かりやすくするか」を1文にする
検索結果に企業サイトが多いことだけで参入不可と判断する必要はありません。ただし、公式資料と豊富な一次情報に基づく完成度の高いページが並ぶテーマは、より強い差別化が必要です。個人ブログが上位にある場合でも、参入が簡単という保証にはなりません。
逆に、専門性・実体験・独自検証が欠かせない検索意図に対して、自分が調べるだけで終わるなら慎重に考えます。記事制作の時間だけでなく、確認や更新に必要なコストまで含めた判断が大切です。
季節性・更新頻度・一次情報の負担を見積もる
同じ検索需要でも、更新の必要性によって運営負担は変わります。植物の育て方や基本ルールの解説は長く使える場合がありますが、価格、規約、料金、税制、発売日などは情報が変わりやすい領域です。今書けることと、半年後も正確に維持できることは別問題です。
Google Trendsでは、関心度の推移や地域差などを調べられます。ただしグラフは相対的な関心の尺度であり、表示値を月間検索回数と同一視してはいけません。Google 検索セントラルの Google Trendsの利用ガイドも、単に流行していることだけを理由にコンテンツを作らないよう案内しています。
ジャンル候補ごとに更新の契機を分類する
| 記事の性質 | 見直しの契機 | 編集前に必要なもの |
|---|---|---|
| 基本知識・定義 | 学術的な見解や定義の変更 | 信頼できる資料の確認 |
| 商品比較・料金 | モデル変更・価格変更・販売終了 | 現行商品と公式料金の照合 |
| 操作・アプリ | 画面変更・機能変更・OS更新 | 実機または現行画面での再確認 |
| 旅行・地域情報 | 休業・営業時間・交通条件の変更 | 公式の最新案内や運営主体の発表 |
このように、ジャンル候補の代表記事を10本ほど想定し、どの情報が変わりやすいか書き出すと、制作の負担を現実的に考えられます。記事の書きやすさだけでなく、公開後に正確さを保てるかが継続できるジャンルの条件です。
候補ジャンルを小さく試してから一本化する
最初の段階で、3年分の記事計画を完成させる必要はありません。むしろ、候補が決まったら少数の記事案で検証した方が、机上では気づかない課題が見えます。ここでは市場データを扱う前段階の例として、仮に「室内植物」「近場の低山ハイキング」「コーヒー器具」を候補にした場合を考えます。
各候補で「定義や始め方」「道具や費用」「よくあるトラブル」「長く使うための工夫」「比較して選ぶ場面」の5領域を洗い出し、代表的な検索意図を10個ほど書きます。キーワードの表記違いではなく、答えの内容が重ならない10の疑問を用意できるかがポイントです。
さらに、1つの記事で必要な一次情報を確かめます。植物なら育成環境と観察期間、登山なら現地情報と安全面、コーヒー器具なら実物と使用条件などが候補になります。実際に確認できない情報を想像で補う必要がある場合、テーマを絞るか、別ジャンルを選びます。
ここで実際に確認する:アドセンスクエスト独自ツール
ここまでの方法で候補が2〜3個に絞れたら、経験・検索需要・収益モデル・運営負担の評価を同じ物差しで整理します。文章だけで比較すると、最後に思い入れの強い候補だけを高く評価しやすいため、各ジャンルの根拠を残しておくことが役立ちます。
ブログジャンル選定・事業性診断では、候補ジャンルの条件を整理して比較できます。点数を合否のように扱うのではなく、何が足りず、何を追加調査すべきかを見つけるために使いましょう。
判定結果で最も低い項目が見つかったら、その項目を補える具体的な材料を1つ探してください。たとえば一次情報が不足するなら検証可能な商品・場所・データがあるか、収益導線が弱いなら読者が自然に比較する商品・サービスがあるかを確かめます。
ブログジャンル選定・事業性診断
検索需要・競合・収益性・専門性・継続性・YMYLリスクから、ブログジャンルの参入価値を総合診断するツール。
このツールを使う →この診断だけで市場の将来性や検索順位が保証されるわけではありません。評価項目に入力した根拠を見直し、実際の検索結果と公開後の運営体制を確認して最終決定します。
ラッコキーワードでジャンルの広がりを確認する
候補テーマが決まったら、感覚だけで判断せず検索データを確認します。
- 01サジェストで悩みの種類を広げる
- 02関連キーワードで市場の裾野を見る
- 03PAA・質問で具体的な悩みを見る
- 04競合サイトの流入ページを見る
- 05検索ボリュームと月別推移を見る
- 06収益化方法を確認する
キーワードが多いだけでなく、異なる検索意図が十分にあるか確認します。
特化ブログと雑記ブログはどちらがいい?
| 比較 | 特化ブログ | 雑記ブログ |
|---|---|---|
| テーマ | 一定の領域へ集中 | 複数テーマを扱う |
| サイト構造 | テーマを深掘りしやすい | カテゴリー設計が重要 |
| 記事ネタ | 範囲内で深掘り | 広げやすい |
| 収益導線 | 読者像を揃えやすい | テーマごとに変わりやすい |
初心者だから必ず雑記、収益化なら必ず特化、という決まりはありません。
複数テーマを扱う場合も、読者像や目的が近いテーマをまとめるとサイト全体を整理しやすくなります。
Google AdSense向きのジャンルとは?
AdSenseは、商品購入に直結しない情報収集型の検索でも収益化できるのが特徴です。
そのため、
- 幅広い検索需要がある
- 多数の情報記事へ展開できる
- 継続的に読まれる疑問がある
- ユーザーが複数ページを回遊しやすい
テーマと相性があります。
ただし、PVが多ければ必ず高収益になるわけではありません。Page RPMや広告単価、ユーザー属性、季節などでも変わります。
アフィリエイト向きのジャンルとは?
アフィリエイトでは、検索者が商品・サービスを検討する場面があるかが重要です。
たとえば、
- おすすめ
- 比較
- 評判
- 料金
- 申込方法
- 解約方法
など、行動に近い検索意図があるテーマは収益導線を作りやすくなります。
アフィリエイトの具体的なジャンルは、アフィリエイトで稼げるジャンルは?おすすめ・高単価・穴場の選び方で整理しています。
AdSenseとアフィリエイトを両方使えるジャンルもある
サイト全体をどちらか一方だけに固定する必要はありません。
情報収集型の記事ではAdSense、比較・検討型の記事ではアフィリエイトというように、検索意図によって収益方法を変えられます。
YMYLジャンルは初心者が避けるべき?
健康、金融、安全など、人の生活や重要な判断へ大きく影響する領域では、情報の正確性・信頼性が特に重要です。
扱ってはいけないという意味ではありませんが、資格・実務経験・一次情報・専門家監修など、読者が信頼できる根拠を用意できるか慎重に考えます。
ブログジャンルが決まらないときの7ステップ
- 自分の経験・仕事・趣味・継続して調べられるテーマを書き出す
- 各テーマのサジェストと関連語を取る
- PAA・質問から悩みの深さを見る
- 競合サイトの流入ページを確認する
- 検索ボリュームとトレンドを見る
- AdSense・アフィリエイトなど収益方法を確認する
- 最初に作るHUBと20〜30個程度の検索意図を仮置きする
20〜30記事を絶対に書くという意味ではありません。
仮置きしてみることで、そのテーマが「1記事で終わるのか」「複数のHUBへ広がるのか」を判断します。
ジャンルを決める前に競合サイトを「強さ」だけで見ない
大手企業や専門メディアが上位にいるから即撤退、個人ブログがいるから簡単、という判断もしません。
競合サイトでは、
- どのページが流入を取っているか
- どんな検索意図をカバーしているか
- 足りない疑問は何か
- 一次情報はあるか
- ツール・比較表・データなど独自要素があるか
を確認します。
自分が追加できる価値がないテーマなら、検索数だけで参入しない方がいい場合もあります。
AdSense主体なら必要PVから収益モデルを考える
ブログジャンルを決める際に、広告収益の仕組みを大まかに理解しておくと、検索需要と目標収益の距離を考えやすくなります。ただし、AdSenseの収益はテーマだけで決まるものではありません。広告需要、ユーザー属性、流入元、閲覧ページ、季節などの影響を受けるため、一般的な「このジャンルなら月何万円」という数字をそのまま計画へ使わないようにします。
Page RPMはページ表示1,000回あたりの推定収益を示す指標です。月間広告収益を試算する基本式は「月間PV ÷ 1,000 × Page RPM」。反対に目標収益から必要PVを考えるときは「目標収益 ÷ Page RPM × 1,000」で概算できます。
| 仮のPage RPM | 月1万円に必要なPV | 月5万円に必要なPV |
|---|---|---|
| 200円 | 約50,000PV | 約250,000PV |
| 500円 | 約20,000PV | 約100,000PV |
| 1,000円 | 約10,000PV | 約50,000PV |
これは算数上のシミュレーションであり、ジャンル別の平均RPMや将来の収益見込みではありません。自分のサイトの実績がまだない段階では、仮定した数値を複数使い、必要なPVに幅があることを理解するための表です。収益を保証する数値として使ってはいけません。
仮に月5万円が目標でも、必要PVが10万と25万では記事群の作り方が変わります。検索需要が限定的なジャンルなら、PVを大きく積み上げるモデルは難しい場合があります。逆に検索需要が広くても、アクセスを安定して獲得できる記事を継続的に提供できるかは別の問題です。
PVの合計をジャンル全体の検索数と混同しない
検索ツールで表示される月間検索数は、その検索語の需要を理解する一つの材料であり、自分のサイトが獲得するPVではありません。検索結果のクリックは複数サイトに分かれ、検索者がクリックせずに目的を達成する場合もあります。さらに1人の読者が複数ページを見ることもあるため、キーワードごとの検索数を全部足してPVの見込みにするのは不適切です。


アフィリエイトは商品を売る前に読者の意思決定を見る
アフィリエイトが相性の良いジャンルかを考える際は、商品数や報酬単価より、読者が購入前に何を判断したいかを整理します。「初心者に必要か」「手持ちの商品と互換性があるか」「維持費はいくらか」「どの条件なら買わない方がよいか」といった疑問は、広告主が提示する商品説明だけでは埋まらないことがあります。
そうした疑問に公平に答えられるなら、読者の検討を助ける比較記事を作れます。一方、使ったことのない商品を使ったかのように紹介したり、仕様を確かめずに順位を付けたりするのは避けてください。公式スペックを整理することと、実体験レビューを書くことは区別する必要があります。
| 検索者の段階 | 記事に必要な情報 | 収益化の考え方 |
|---|---|---|
| 問題を知ったばかり | 原因・基本用語・全体像 | 情報解決を優先し、広告を妨げない |
| 対処方法を探している | 手順・条件分岐・失敗防止 | 必要な道具がある場合だけ自然に紹介 |
| 商品を比較している | 条件別比較・合わない人・維持費 | 関連性のある提携案件を候補にする |
| 購入直前 | 公式価格・条件・保証・解約 | 正確な情報と広告表記を優先する |
表のように、同じジャンルの中でも記事によって目的が違います。情報記事すべてにアフィリエイトを置くのではなく、読者の疑問を解決した結果として必要な場面にだけ収益導線を作る方が、読みやすさと信頼性を維持できます。
なお、提携案件の有無や条件は変わります。ジャンル決定時に案件を見つけても、報酬条件の改定や取扱終了に備え、特定の1案件だけに依存しない設計にしてください。
候補が決まったら最初のサイト構造を紙に描く
ジャンルを「決める」段階と「記事を増やす」段階の間には、サイト構造の設計が必要です。キーワードを見つけた順に記事を書くだけでは、読者が基礎から応用へ進みにくく、同じ疑問を別々の記事で答えてしまうことがあります。
例として「初心者向け観葉植物」を中心にしたサイトを考えます。入口になるHUBは「初めての観葉植物の育て方」。そこから「置き場所」「水やり」「鉢と土」「よくある葉の異変」「冬の管理」といった異なる悩みへ分岐できます。実際に個別記事が必要かは検索結果と説明量で判断しますが、先に関係図を描けば、記事ごとの役割が明確になります。
- 01入口の疑問を決めるサイトを初めて訪れる人が最初に知りたいことを整理する
- 02異なる検索意図を分ける方法・原因・比較・トラブルなどで記事の役割を決める
- 03重複を調べる似たキーワードは検索結果を比較し、まとめる候補を探す
- 04相互に案内する基礎から応用へ、応用から必要な基礎へ戻れるリンクを設計する
内部リンクは本数を増やすことが目的ではありません。読者が「次に知りたいこと」を自然に見つけられる配置にします。HUBの末尾へ大量のリンクを一括掲載するだけでなく、本文の該当する説明から関連ページへつなぐと、リンク先を読む理由が伝わります。
記事数より先に「この疑問はどのURLで解決するか」を1つずつ決めておくと、公開後に重複記事を整理する負担を減らせます。
キーワードの調査から記事の優先順位を決めたい場合は、ブログのキーワード選定ガイドを参考にしてください。タイトル・見出し・本文へ落とし込む段階では、ブログ記事の書き方へ進めます。
最初の6週間は「記事数」より検証作業を優先する
ジャンルが決まっても、開始直後から100記事を作る必要はありません。まずサイトの構造を小さく試し、想定していた読者の疑問に答えられるか確認します。次の計画は運営初期の作業例です。必ず6週間で検索順位や収益が出るという意味ではなく、判断材料を順番にそろえるための進め方です。
| 時期 | 主な作業 | 残す資料 |
|---|---|---|
| 第1週 | 候補ジャンルの読者像・検索意図・競合を確認 | 候補比較表と採用理由 |
| 第2週 | HUB・詳細記事の役割、サイトの導線を設計 | 記事構造図と重複チェック表 |
| 第3〜4週 | 必要な一次情報を集め、主力記事から制作 | 記事原稿、出典、公開前チェック |
| 第5週 | スマホ表示、リンク、正確性を確認 | 表示点検と修正履歴 |
| 第6週 | 公開済み記事を点検し、次の制作順位を決める | 不足する検索意図と改善候補 |
新規サイトは検索パフォーマンスのデータが少ないこともあります。Search Consoleで十分な表示やクリックが得られていないなら、「このジャンルは失敗だった」と短期間で決めつけない方が適切です。その時点ではデータが足りないのか、記事がまだ検索対象に十分認識されていないのか、そもそも検索需要が小さいのかを分けて考えます。
記事を積み上げる優先順位は、早く公開できるもの順ではありません。検索者の疑問の重要度、既存記事の不足、根拠を確認できるかを優先しましょう。途中で情報を正確に維持できないと分かったテーマは、記事の規模を縮小する判断も必要です。
ジャンル選定に失敗したと感じたときの見直し方
運営を始めてから「思ったより検索流入が増えない」と感じても、原因がジャンルそのものとは限りません。サイト公開からの期間、検索エンジンへの認識状況、記事の検索意図、競合との差、内部リンクの構造をそれぞれ確認してください。たとえば、記事ごとの検索意図が重なりすぎているなら、ジャンル変更より記事の統合・役割整理が先になる場合があります。
反対に、どの記事にも独自に提供できる情報がなく、正確性を確認する体制もなく、更新できる見通しが立たないなら、サイトの大幅な方向転換を検討する材料になります。既存の読者と検索需要から離れすぎない関連分野への拡張も一つの選択肢です。
ここは注意:低い表示回数や短期間の順位変動だけを理由に、記事を大量削除したりドメインを変えたりしないでください。検索パフォーマンスの判断には、十分な観測期間と各ページの役割整理が必要です。
公開後に残すと役立つ記録
検索結果のスクリーンショットを毎日保存する必要はありません。公開日、主要な検索意図、ページの役割、引用した一次情報、修正した理由、Search Consoleで確認した傾向を同じ管理表に残す程度でも、後から変更の効果を読み解く材料になります。記録がないと、何度も同じ場所を修正したり、良かった変更を元に戻したりしやすくなります。
成果が出ない期間に、記事数だけを目標として新規投稿を増やし続けるのは避けましょう。既存記事が読者の求める答えになっているかを見直し、必要があれば内容の補強や関連記事の整理を先に行います。
ジャンル選びでやりがちな失敗
- 「稼げるジャンルランキング」だけで決める
- 検索ボリュームが大きいテーマだけを選ぶ
- 報酬単価だけを見る
- 記事ネタが少ないほど特化していて良いと思う
- 競合サイトの規模だけで諦める
- 自分の一次情報を出せるか考えない
- 収益方法を後から考える
- 最初からジャンル名を狭く固定しすぎる
ブログジャンル選定チェックリスト
- ✓継続して調べられる
- ✓複数の検索意図がある
- ✓一定の検索需要がある
- ✓検索需要が極端に縮小していない
- ✓競合と違う情報を出せる
- ✓一次情報・実体験を追加できる
- ✓AdSenseまたは商品・サービスの出口がある
- ✓中心となるHUBを作れる
- ✓数年後も更新・拡張できる
- ✓そのテーマを選ぶ理由を自分の言葉で説明できる
ブログジャンルについてよくある質問
初心者におすすめのブログジャンルは何ですか?
全員に共通する1ジャンルはありません。自分が継続して情報を出せ、検索需要があり、競合との差を作れ、収益方法を考えられるテーマから選びます。
趣味ブログでも稼げますか?
可能性はあります。趣味に検索需要があり、商品・サービス・広告とつながる場合は収益化できます。ただし市場規模や収益方法は事前に確認します。
ジャンルは途中で変えてもいいですか?
変えることはできます。ただし、既存記事との関係が薄いテーマを次々に追加するとサイト構造が複雑になります。隣接テーマへ広げるのか、別サイトにするのかを判断します。
雑記ブログではSEOに弱いですか?
雑記という形式だけで決まるわけではありません。カテゴリーごとの情報量、記事同士の関係、読者像、独自性などサイト全体の設計が重要です。
検索ボリュームが小さいジャンルは避けるべきですか?
収益目標によります。小規模でも悩みが深く、商品単価や成約率が高い市場もあります。AdSense主体なら一定のPV規模を作れる広がりも確認します。
まとめ|ブログジャンルは「市場」と「自分」の交差点で決める
ブログジャンルを決めるときは、
- 自分が情報を出せるか
- 検索需要があるか
- 競合と違う価値を作れるか
- 収益化できるか
- 検索意図を複数記事へ広げられるか
を確認します。
「稼げるジャンルを探す」のではなく、自分が読者へ価値を出せる市場の中から、需要と収益性がある場所を見つけるという順番です。
ブログ全体の始め方は、ブログの始め方完全ガイドで確認できます。
アフィリエイト案件を軸にジャンルを選ぶ場合は、アフィリエイトで稼げるジャンルの選び方も合わせて確認してください。
候補ジャンルを比較したら、読者像と検索意図を1枚のメモに整理し、最初に作るHUB記事と詳細記事の役割を決めてみましょう。この記事のチェック項目を実際の計画へ落とし込みたい場合は、無料プレゼントも活用できます。
候補の事業性を整理して判断材料を集めたい方は、ブログジャンル選定・事業性診断も利用できます。


