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WordPressサイト全体にパスワードをかける方法|Password Protectedの設定とログイン画面カスタマイズ

スラ子

スラ子

公開前のサイトや会員向けサイトを、URLを知っている人だけに見せたいです。記事ごとにパスワードを設定するのではなく、サイト全体をまとめて保護できますか?
ライムス

ライムス

できます。WordPress本体には投稿・固定ページ単位のパスワード保護はありますが、サイト全体を一括でロックする機能は標準ではありません。サイト全体を保護したい場合は、専用プラグインを使うのが分かりやすいです。この記事では、現在も更新されている「Password Protected」を使う方法を中心に整理します。

WordPressでサイト全体を一時的に非公開にしたい場面は意外と多くあります。公開前の制作中サイト、クライアント確認用のサイト、限定公開の資料サイト、社内確認用の環境などです。

こうした用途で、投稿や固定ページを1件ずつ「パスワード保護」にするのは手間がかかります。そこで役立つのが、サイト全体へ一括でパスワードをかけられるプラグインです。

旧版の記事では2018年当時の管理画面や「Login Logo」を使う方法を紹介していました。しかし、現在のPassword Protectedは管理画面・機能・セキュリティ対策が大きく変わっており、ログイン画面のカスタマイズも別の方法が案内されています。この記事では2026年9月時点の最新情報へ全面的に作り直しています。

結論|サイト全体を守るならPassword Protectedが分かりやすい

サイト全体を一括でパスワード保護したいなら、WordPress.orgで公開されているPassword Protectedを使う方法が分かりやすいです。

2026年9月時点のWordPress.orgでは、Password Protectedはバージョン2.8.4、30万以上の有効インストールがあり、サイト全体だけでなく、投稿・固定ページ・カテゴリー・WooCommerce商品・部分コンテンツなどの保護機能も案内されています。

Password Protectedで確認できる主な機能
  • サイト全体をパスワード保護
  • 特定ページ・投稿・投稿タイプを保護
  • ユーザー権限ごとに保護を除外
  • 複数パスワードやバイパスURLを利用
  • reCAPTCHA・hCaptcha・Turnstileなどの対策
  • ログイン試行回数の制限やアクセス記録

単純に「サイト全体を1つのパスワードで見せたい」という用途なら、まずは基本のサイトワイド保護から使えば十分です。高度な機能を最初から全部設定する必要はありません。

WordPress標準のパスワード保護との違い

WordPress本体にも「パスワード保護」はあります。ただし、標準機能は投稿・固定ページごとに設定する仕組みです。

方法 保護範囲 向いている用途
WordPress標準 投稿・固定ページ単位 特定の記事だけ限定公開したい
Password Protected サイト全体・ページ・投稿など 制作中サイトや限定サイト全体を守りたい

WordPress公式ドキュメントでも、サイト全体を隠す機能はコアには含まれておらず、サイト全体を制限する場合はプラグインを利用する方法が案内されています。

Password Protectedをインストールする

まずはWordPress管理画面からプラグインを追加します。現在はWordPress.orgのプラグインディレクトリから直接インストールできます。

Password Protectedを導入する
  1. 01「プラグイン」→「新規追加」を開くWordPress管理画面からプラグイン追加画面へ進みます。
  2. 02Password Protectedを検索する似た名前のプラグインがあるため、名称と配布元を確認します。
  3. 03インストールして有効化する有効化後、Password Protectedの設定画面へ進みます。

サイト全体にパスワードをかける基本設定

プラグインを有効化したら、まずはサイト全体の保護を有効にします。管理画面はバージョンによって変更されるため、昔のスクリーンショットをそのまま探すより、設定名の意味を理解しておくほうが迷いにくいです。

  • サイトワイド保護を有効にする
  • 保護に使うパスワードを設定する
  • 管理者など、保護を通過できるユーザー権限を確認する
  • 必要なら特定ページやIPアドレスを除外する
  • 設定後、ログアウト状態の別ブラウザで動作確認する

運営者自身が管理画面へログインして作業する場合は、管理者を保護対象から除外しておくと、記事編集のたびにパスワードを入力する手間を減らせます。

スラ子

スラ子

設定画面で「管理者を許可する」のような項目があれば、運営者だけは普通に見られるようにできるんですね。
ライムス

ライムス

はい。実際の運用では、訪問者にはパスワードを求めつつ、ログイン済みの管理者はそのまま確認できる状態にしておくと扱いやすいです。ただし、誰を除外するかはサイトの用途に合わせて決めてください。

設定後は必ずログアウト状態で確認する

設定を保存したら、管理者としてログインしたブラウザだけで確認してはいけません。管理者を除外している場合、自分には普通にサイトが見えてしまうためです。

公開前に確認する5項目
  • シークレットウィンドウでトップページを開く
  • パスワード画面が表示される
  • 正しいパスワードでサイトへ入れる
  • 間違ったパスワードでは入れない
  • 除外したページだけ意図どおり表示される

特にキャッシュプラグインやCDNを使っているサイトでは、パスワード保護を有効にしたのにキャッシュ済みページが見えてしまうといった問題が起きないか確認してください。

Password Protectedでは、近年の更新でページキャッシュを回避する機能も追加されています。とはいえ、利用中のキャッシュ環境によって挙動は変わるため、実際の訪問者と同じログアウト状態で確認するのが確実です。

ログイン画面のロゴや見た目を変更する方法

旧版の記事では「Login Logo」という古いプラグインを追加し、login-logo.pngをサーバーへFTPで置く方法を紹介していました。現在はこの方法を前提にする必要はありません。

Password ProtectedはLogin Designerとの互換性を公式の変更履歴で案内しており、Password Protected用画面をCustomizerから調整できる仕組みが追加されています。

ログイン画面をブランドに合わせたい場合は、まず現在のPassword Protected側の外観設定を確認し、それで足りなければLogin Designerのような互換プラグインを使う方法を検討します。

方法 向いているケース ポイント
Password Protected側の設定 最低限の文言・保護画面を整えたい まずこちらを確認
Login Designer ロゴ・背景・色などを細かく変更したい Password Protectedとの互換性が案内されている
独自CSS・コード 開発者が完全に制御したい アップデート影響を考えて管理する

ログイン画面のデザインを変えるときの考え方

限定公開サイトのログイン画面は、単にロゴを入れれば終わりではありません。利用者が「どのサイトの入口なのか」「何を入力すればいいのか」を迷わない状態にすることが大切です。

  • サイト名またはサービス名が分かるロゴを使う
  • パスワード入力欄の近くに必要な案内だけを置く
  • 背景と文字のコントラストを確保する
  • スマホでフォームが画面外にはみ出さないようにする
  • 問い合わせ先が必要なサイトでは案内を追加する

逆に、装飾を増やしすぎてログインボタンが見つけにくくなるのは避けてください。限定サイトの入口では、デザイン性と同時に迷わずログインできることが重要です。

SEO・検索エンジンとの関係で注意すること

サイト全体をパスワードで保護する場合、検索エンジンからも通常の公開サイトとは違う状態になります。公開予定の本番サイトで長期間パスワードをかけ続ける場合は、検索への影響を理解しておく必要があります。

制作中サイトを一時的に非公開にする用途なら分かりやすいのですが、検索流入を集めたい本番サイトを保護したままにすると、検索エンジンが通常のコンテンツへアクセスできない状態になります。

また、WordPress標準の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」設定と、サイト全体のパスワード保護は別物です。前者は検索エンジンへのリクエストであり、訪問者のアクセス自体を止めるものではありません。

会員サイト用途なら「共有パスワードだけ」で十分か考える

1つの共通パスワードを複数人に配る方式は簡単ですが、本格的な会員サイトでは管理上の限界があります。

用途 共有パスワード 会員管理
制作中サイト 向いている 通常不要
短期間の限定公開 向いている 人数次第
購入者限定コンテンツ 管理方法を検討 個別アカウントのほうが管理しやすい場合あり
有料会員サービス 単独では不足しやすい 会員管理・決済連携を検討

共通パスワードは簡単なぶん、誰かが外部へ共有しても利用者を個別に停止しにくいという弱点があります。本格的なサービスにする場合は、会員ごとのログイン・権限・決済まで含めた仕組みを検討してください。

Password Protectedが動かないときの確認ポイント

設定してもパスワード画面が出ない、ログイン後に戻れない、といった場合は、いきなりプラグインを入れ直す前に原因を分けます。

  • サイトワイド保護が有効になっているか
  • 管理者としてログインして確認していないか
  • 対象ページが除外設定に入っていないか
  • キャッシュやCDNに古い公開ページが残っていないか
  • セキュリティプラグインとログイン制御が競合していないか
  • 最新バージョンへ更新されているか

Password Protectedの近年の更新では、Wordfenceから指摘された脆弱性への修正、Captcha関連修正、キャッシュ回避、Elementor互換性、REST API関連の修正などが行われています。古いバージョンを固定したまま使わず、更新履歴を確認して最新状態を保つことも重要です。

スラ子

スラ子

昔の記事だと画面の場所だけ追って終わりでしたが、今はキャッシュやセキュリティも確認したほうがいいんですね。
ライムス

ライムス

はい。WordPressはプラグイン同士が関係するので、画面が違うだけで「壊れた」と判断しないほうがいいです。まず公式の現在機能と、自分のサイトで使っているキャッシュ・セキュリティ環境を確認します。

WordPressサイトを作る段階なら先に土台を整える

まだWordPressそのものを作っている途中なら、パスワード保護だけ先に設定するより、サーバー・ドメイン・テーマなどの土台を順番に整えておくと迷いません。

サイトの見た目や運用環境まで整えたい場合は、テーマ選びも先に決めておくと管理しやすくなります。

パスワード保護はセキュリティ対策そのものとは別です。公開後のWordPressでは、ログイン保護・更新・バックアップなどもあわせて考えてください。

Password Protectedのよくある質問

サイト全体にパスワードをかける機能はWordPress標準にありますか?

WordPress標準には投稿・固定ページ単位のパスワード保護がありますが、サイト全体を一括で保護する機能はありません。サイト全体を制限する場合はプラグインなどを利用します。

管理者も毎回パスワードを入力する必要がありますか?

プラグイン側で管理者や特定ユーザー権限を保護対象から除外できる設定があります。運営者自身は除外しておくと管理しやすいです。

昔のLogin Logoプラグインを使う必要がありますか?

現在は必須ではありません。Password ProtectedはLogin Designerとの互換性を案内しており、保護画面のカスタマイズ方法も以前より増えています。まず現行の公式機能を確認してください。

パスワード保護したサイトはGoogle検索に出ますか?

検索流入を目的とする本番サイトでコンテンツへのアクセスをパスワードで制限すると、通常の公開ページとして検索エンジンが取得できない状態になります。制作中の一時保護として使う場合も、公開時の解除確認を忘れないでください。

パスワードを共有すれば有料会員サイトとして使えますか?

小規模な限定公開なら可能ですが、利用者ごとの停止・権限管理・決済連携が必要なサービスでは共通パスワードだけでは管理しにくくなります。本格的な会員サイトでは個別アカウント方式も検討してください。

まとめ|サイト全体のパスワード保護は目的に合わせて使う

WordPressサイト全体へ一括でパスワードをかけたい場合は、Password Protectedのような専用プラグインを使うと管理しやすくなります。

  • WordPress標準は記事・固定ページ単位のパスワード保護
  • サイト全体を保護したい場合はプラグインを利用する
  • 設定後はシークレットウィンドウなどで実際の訪問者状態を確認する
  • キャッシュ・CDN・セキュリティプラグインとの関係も確認する
  • ログイン画面のカスタマイズは現在の公式機能・互換プラグインを優先する
  • 制作中サイトは本番公開前にパスワード解除を確認する

昔のスクリーンショットや古いFTP手順を追うより、現在の公式機能を基準に、必要な設定だけをシンプルに組むほうがトラブルを減らせます。

スラ子

スラ子

サイト全体を保護する方法と、公開後に気をつけることまで分かりました。まず別ブラウザでちゃんとロックされているか確認します。
ライムス

ライムス

それでOKです。設定画面で「有効」にしただけで終わらず、訪問者目線で実際に確認するところまでを1セットにしてください。